冬の骨粗鬆症に気をつけましょう!
2019年02月8日 院長ブログ
今年の冬は例年になく暖かいようですが、みなさまお元気にお過ごしでしょうか?インフルエンザが流行しているようで、学級閉鎖のお知らせもあちこちから聞こえてきます。
さて冬は屋外に出る機会が減って、日光によって活性化される活性化ビタミンDが減少するため、より一層骨粗鬆症の危険性が高まります。
一般に食品からとるビタミンDの必要量の目安は5.5µg程度と言われており、それに対して1日に必要なビタミンDの量は15µg以上とされています。足りない10µgのビタミンDは、太陽光線を浴びて体内で生成することが必要です。
体内で生成されるビタミンDは紫外線の弱い冬の12月の正午では、那覇で8分、つくばでは22分の日光浴で必要量を生成することができるものの、緯度の高い札幌では、つくばの3倍以上の76分日光浴をしないと必要量を生成しないそうです。
もともと日本では慢性的なビタミンD不足と言われており、昨年から臨床の場面でも血中のビタミンD濃度が測定できるようになりましたが、当院で検査を出した方もほとんどが20ng/ml以下のビタミンD不足の状態でした。
骨粗鬆症が気になる方は、当院でも骨密度の測定や血中のビタミンDの測定ができますので、どうぞお気軽にご相談ください!