コラム 2024年 1月号 末端冷え性を解消し冬を乗り越えましょう!

2024年01月3日 コラム

徐々に寒さが厳しくなり、寒さが苦手な方にとっては特につらい時期になってきました。手足の冷えに悩まされていませんか?その悩みを解消するためには、まず「末端冷え性」の特徴や原因を知っておくことが大切です。 冬でもポカポカした手足に近づくために、冷え性の基礎知識と対策方法をお伝えします!

末端冷え性とは?

よく耳にする末端冷え性とは、名前の通り手足の先に冷えを感じる症状の事です。冬の寒い時期に多いイメージがありますが、特に季節は関係なく、夏に悩まされる方も少なくありません。

冷え性にはさまざまな種類があり、【お腹が冷える内側冷え】、【腰から下が冷える下半身】冷えなどがあります。末端冷え性は手足の冷えのせいでなかなか寝つけず、眠りが浅い傾向にあるのが特徴です。

末端冷え性の主な原因として考えられているものをいくつかご紹介します。

①筋肉量が少ない

筋肉は体内で熱を作り出したり、血液を体の隅々に送る役割があります。このため筋肉量が少ない方は、必然的に手足が冷えやすくなります。 比較的痩せ型の女性に多く見られますが、運動不足の方も筋肉量の低下と筋肉が硬くなる事による冷えに悩まされやすくなります。

➁自律神経の乱れ

睡眠不足、緊張、ストレスなどによって自律神経が乱れると、体の体温調節が上手くできなくなり、冷えにつながるとも言われています。 夏でも冷え性になるのは冷房を使う影響で室内外の温度差が激しく、自律神経が乱れるためだと考えられています。

今すぐ始めたい末端冷え性の対策方法

▽筋トレやウォーキングをおこなう

筋肉量が減少すると冷えを感じやすくなります。まずは筋肉量を増やす運動を取り入れてみましょう。 おすすめの運動法は、スクワットなどの筋トレやウォーキングです。下半身に負荷がかかる運動をすることで太ももにある筋肉など大きな筋肉が鍛えられ、筋肉量を効率よく増やすことができます。

▽生活の中でもこまめに動く

なかなか運動の時間を作れない方もいらっしゃると思います。そのような方は生活の中でこまめに動くことやプラスαの動きだけでも血行が促されて冷えの改善につながります。 デスクワークの方は1時間に1回立ち、屈伸などの簡単な体操を行ったり、 どうしても忙しいときは座ったままかかとの上げ下げをしたり、手を握ったり開いたりするだけでも簡単で効果的です。

▽3つの首を温める

「首」「手首」「足首」には太い動脈が通っていて、この部分が外気で冷えると血液が冷えて全身も冷えやすくなります。 これらの3つの首をマフラーやアームウォーマー、レッグウォーマーなどでしっかりカバーして、冷えを未然に防ぎましょう。洋服では手首や足首に絞りがあるものやタートルネック等の服装などを着用するのも効果的です。

▽たんぱく質を十分に摂取する

肉、魚、卵、大豆製品などに含まれるたんぱく質は、筋肉の材料になる大切な栄養素です。普段から積極的にたんぱく質を摂取し、筋肉量の維持につなげましょう。 たんぱく質は消化に時間がかかるため、胃腸に負担をかけないようによく噛んでゆっくり食べるのも心がけてください!

▽睡眠不足やストレスを避ける

睡眠不足やストレスは、冷えを悪化させる原因になります。 毎日できるだけ十分な睡眠時間を確保し、ストレスになるようなことからはできるだけ距離をおきましょう。ストレスを溜め込んでしまったときは、運動や趣味などで解消しましょう!

   

◎最後に冷え性には、普段の生活習慣も深く関係しています。「体を冷やさない、運動をする、栄養を摂る」の三原則を心がけて、今年一年も快適で健康な体を保っていきましょう!

熊本市東区御領の整形外科クリニックです。お子様の成長やスポーツに関する悩み、働く世代の方々の痛みやしびれ、高齢の方々の歩行や動作の不安や障害など骨、関節、筋肉に関する問題など、ご相談ください。

診療内容:整形外科・スポーツ整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科

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