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コラム 2024年5月号 痛い時って温める?冷やす?

2024年05月1日 コラム

皆さんは痛みがある時どうしていますか?

温めたがいいのか、冷やしたがいいのか分からない時ありますよね…

対応を間違えてしまうと痛みが悪化してしまうので注意が必要です。

捻挫など怪我した直後や、手術を受けた後に痛みや腫れが強い時期はRICE処置が推奨されています。

“RICE”とは、

「rest:安静(患部を動かさない)」

「lcing:冷やす(氷などで冷やす。凍傷には注意)」

「compression:圧迫(包帯やテープなどを巻いて固定する)」

「elevation:挙上(心臓より高く挙げる)」

の4つの造語です。

運動後の痛みにも有効です。

一方、慢性的な痛みや肩凝り、筋肉の強張りによって起こるものは温める方がいいとされています。

変形性膝関節症なども温める方がいいですが、水が溜まっていたり、熱をもっている場合は冷やす方が良いと言われています。

《ポイント💡》

これらの判断のポイントは

【炎症を起こしているかどうか】

炎症が起きている場合は冷やしましょう。

《炎症とは?》

怪我や手術により身体の傷ついた部分の組織が怪我に反応したために起こるもの。

「発赤・熱感・腫脹・疼痛」が炎症の4兆候とされています。

《アイシング方法》

4つご紹介します。

①氷嚢

氷嚢やビニール袋にクラッシュアイスを入れ、中の空気を抜いて患部を冷やす。

②コールドスプレー

表層面を冷やし、痛みを麻痺させるのには効果的。しかし、深部まで冷やすのは困難。

③アイスタオル

患部を覆える大きいタオルを用意し、冷たい水に浸しておいて使用する。

④アイスバス

浴槽またはバケツに水をはり、その中に氷をいれ約4℃に調整し、5分ほど患部をつける。

手足などの四肢に使いやすい。

冷却時間は約20分前後が目安です。

冷たい→痛い→チクチクする(針で突かれた感覚)→触った感覚がなくなる

この時点がアイシングを止める基準です。

○最後に

捻挫や打撲と思い様子を見ていたら、症状が改善せず、後に靭帯や筋肉の断裂、骨折などと診断されることもありますので、怪我を自己判断せず、お気軽にご相談ください。

熊本市東区御領の整形外科クリニックです。お子様の成長やスポーツに関する悩み、働く世代の方々の痛みやしびれ、高齢の方々の歩行や動作の不安や障害など骨、関節、筋肉に関する問題など、ご相談ください。

診療内容:整形外科・スポーツ整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科

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