コラム 2024年4月号 ストレッチポールで本来の姿勢を獲得!?〜ストレッチポールの効果について〜

2024年04月1日 コラム

新年度が始まりましたね。

初めて会う方、初めての場所、いつもより緊張する機会があるかもしれませんね。

今回はそんな緊張を和らげられるグッズについてお伝えしたいと思います!

みなさん、ストレッチポールを使われた事はありますか?

使ったことがある方、名前は聞いたことがあるけど使い方が分からない方、初めて名前を聞いた方など様々かもしれません。

ストレッチポールはコアコンディショニングの理念に基づいて開発されたもので、「日常生活やスポーツその他すべての動作の土台となる「姿勢」「動き」を獲得するため」のツールとして用いられます。

ストレッチポールは多くの研究により効果が実証されています。ではどのような効果が得られるのでしょうか?

4つのポイントにまとめて解説いたします!

①筋肉が緩む

(日常生活で起こる筋肉の緊張をやわらげる)

何かに集中しているときは、前かがみの姿勢になりやすく、その際身体の前面の筋肉は緊張しています。

ストレッチポールに寝てゆっくり呼吸をすることで、胸や肩、太ももといった緊張しやすい筋肉が腕や足の重さで自然とストレッチされます。

②背骨が整う

(骨格を本来の正しい状態へリセット)

私たちの背骨は、S字カーブを描くことで身体全体を無理なく支えられるように作られています。

ところが、日常生活での前屈み姿勢や、足を組む、カバンを持つといった”癖”によって背骨のS字カーブが崩れてしまいます。

ストレッチポールに仰向けに寝ると、頭蓋骨の後ろ、胸椎(肩甲骨あたりの背骨)、仙骨の下方(骨盤の後ろ)の3点のみがストレッチポールにあたり、下から押される形になります。

これにより、丸まっている背中は適度なカーブに戻り、反り腰は改善され、骨盤は適切な角度になります。

③呼吸が深くなる

(助骨を広げ、十分な空気を取り入れる)

前屈み姿勢は肋骨まわりを動きにくくします。すると、肺が空気を取り込みにくくなり、呼吸が浅くなってしまいます。

ストレッチポールに寝ると背骨のみで身体を支えることになり、肋骨が開きやすくなります。そこでリラックスして呼吸をすることで、より大きな呼吸をすることができます。

④副交感神経優位になる

(エクササイズを行うことで、リラックス効果が得られます。)

ストレッチポールは円柱形のため、わずかな揺らぎが得られます。さらに、筋肉を緩め、呼吸をしやすくする働きがあるため、副交感神経優位になりやすく、身体がリラックスモードになります。

ストレッチポールに乗るだけでたくさんの効果が得られそうですね!

ストレッチポールの使い方に関しては当院SNS(Instagram、Facebook)に掲載しておりますので是非覗いてみてくださいね!

参考資料:

StretchPole®WEBサイトより

熊本市東区御領の整形外科クリニックです。お子様の成長やスポーツに関する悩み、働く世代の方々の痛みやしびれ、高齢の方々の歩行や動作の不安や障害など骨、関節、筋肉に関する問題など、ご相談ください。

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