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コラム 2022年4月号 良い成果を出すための運動習慣

2022年04月4日 コラム

普段の生活が仕事中心であったり、日々の家事をこなしたりしていると、「運動する暇がない」と感じる人も多いのではないでしょうか。

しかし運動時間を確保し、習慣化することは仕事にも良い影響を及ぼすと言われています。

「忙しいから運動できない」ではなく、「忙しいからこそ運動する」と意識を変えて、運動を日々の生活に取り入れて、日常生活を充実したものにしましょう!

座り続けると健康が損なわれる?

ある雑誌の一文に、「座ること=体を動かさずに安静にした状態は、現代社会でもっとも見逃されている健康リスク」だと指摘しています。

運動不足による健康への影響は肥満を助長するほか、血流不足による血管へのダメージから心疾患や脳疾患、糖尿病など生活習慣病の影響を受けると言われています。

「運動不足は喫煙よりも体に悪い」とさえ言及されており、仕事でデスクに座り続けることが健康を損なうことに直結すると言われれば、何とか体を動かしたいと思わずにはいられないはずです。

こうしたことを防ぐためには適度に休憩をとり、体を動かすようにしましょう。

30分~1時間に1回程度の休憩が集中力を回復させることにもつながります。座ったままで出来る簡単ストレッチなどでも良いですが、できれば立ってからの屈伸やその場でつま先立ちを繰り返す、歩いたり、エレベーターを使う場面は階段を使って代用するなど、なるべくふくらはぎの筋肉を使うようにしましょう。

ふくらはぎの筋肉を動かすことで、足のむくみや冷えの解消につながるほか、体全体の血流改善にもつながります。

目に見える数値は励みになる

人間、目標があると頑張ろう!と思います。

そのためには歩数計やウエアラブル端末などで歩数を測定することで、現状を把握して体を動かす意識を高めることができるでしょう。

ウォーキングについて、現在1日8,000歩が健康の促進にちょうどいいと言われています。しかし、1日8,000歩と言われてもいまいちピンとこない…という方が多いのではないでしょうか。

それぞれの体格により変わりますが、160cmの方が普通のペースで歩くと、約6km、時間にして80〜90分となります。早歩きだと約1時間です。

また、運動負荷も中程度にするとより効果的です。中程度の運動とは、歩くことでは「早歩き」、筋トレでは「軽いスクワット」や「かかと上げのカーフレイズ」などがあります。

運動強度

スーパーやコンビニなど買い物に行くときも「運動量を増やそう」という意識があれば、歩いて行ったり、また、もう少し先のコンビニまで足を伸ばしてみるとか、徒歩で移動する距離を長くするといったことでも運動不足解消につながります。

運動をすると気分が良くなる

体を動かすことは気分転換やリフレッシュ効果が認められています。

特に仕事前の運動の効果は脳への血流がアップし、仕事のいいアイデアを思いついたり、作業効率が上がったりすることが研究などでも明らかになっています。

また20分間、中程度の運動を行った人と行わなかった人との比較では、運動後およそ12時間にわたって気分のいい状態が続くと結論づけているものもあります。運動後12時間にわたっていい気分が持続するのであれば、仕事に対しても前向きに取り組み、よりよい成果を出せることが期待できます。

運動習慣を定着させるために

今現在、自分の生活習慣の中でどのくらい体を動かしているのかを把握することです。いつもよりも少し多めに体を動かす時間をとることを心がけてみましょう。

また、職場の仲間や友人などに運動を始めたこと、努力していることをあらかじめ伝えて、その都度チェックしてもらうという方法もオススメです。ダイエットなどの目標を立て、一緒にチャレンジすることも面白いでしょう。

運動習慣がついてくると、「運動をしないと気持ち悪い」状態になってきます。一つのことが習慣化されるためにはおよそ3週間と言われています。カレンダーに○をつけながら、一日一日運動不足を解消し、良い成果を出せるような日々を過ごしませんか。

参考文献:All About 健康・医療

熊本市東区御領の整形外科クリニックです。お子様の成長やスポーツに関する悩み、働く世代の方々の痛みやしびれ、高齢の方々の歩行や動作の不安や障害など骨、関節、筋肉に関する問題など、ご相談ください。

診療内容:整形外科・スポーツ整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科

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