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コラム 2023年9月号 紫外線と疲れについて

2023年09月1日 コラム

9月のコラムはまだまだ強い紫外線についてご紹介します。


直射日光の下で活動していると疲労が溜まることがありますが、眼から紫外線を吸収することも疲労の一因となることはまだご存じの方は少ないようです。


今回は眼から紫外線を吸収することが疲労を引き起こす理由と、紫外線による疲労を軽減する方法をご紹介していきます。
実は紫外線を眼から吸収すると、脳から疲労物質(活性酸素)が大量に分泌され、神経細胞が酸化ストレスを受けることで脳疲労を起こします。私たちが日常感じるすべての疲労は脳からくるといわれており、脳がストレスを受けることで身体に疲労を感じるのです。

アスリートがサングラスをしているシーンをよく眼にすると思いますが、これは日差しの眩しさを遮るのに加えて、眼から紫外線を吸収することによる疲労感を抑制する目的もあるといわれています。

眼から紫外線を吸収して疲労するのを少しでも抑えるためにはどうするか?

①サングラスをかける

眼の紫外線対策には、UVカット機能の付いたサングラスを使用することをおすすめします。
紫外線を遮るサングラスというと、なんとなくレンズの色が濃いサングラスを思い浮かべる方が多くいらっしゃることでしょう。しかし、色の濃淡は関係なく、紫外線カット機能の有無で変わってきます
そのため、紫外線をカット機能のついていない濃い色のサングラスは、UVカットできず裸眼のときより多くの紫外線を吸収してしまう可能性もあるため注意が必要です。
紫外線防止の目的でサングラスを選ぶ際には、色ではなく紫外線カット率や紫外線透過率に注目するようにしましょう。紫外線カット率が99%以上、もしくは紫外線透過率が1.0%未満のサングラスを選ぶと、紫外線カットに高い効果が期待できます。

                      ②帽子をかぶる

UVカット機能付きのサングラスには及びませんが、帽子にも紫外線を遮る効果があります。最近では紫外線を反射してくれる素材や紫外線を吸収してくれる素材を使用した、UVカット機能の付いた帽子もありますので、そちらを検討してみても良いでしょう。
帽子の場合はサングラスとは異なり、黒や濃紺といった濃い目のカラーのほうがしっかりとUVカットをしてくれます。また、つばが7cm以上ある帽子を選ぶと、眼に入る紫外線を大幅に減らすことが可能です。
最近では機能性の高さに加えて、デザインがおしゃれな帽子も登場していますので、紫外線対策としてだけではなくファッションアイテムとしても活用できます。


帽子の他に、日傘を使用するのも眼に入る紫外線を軽減するには効果的です。折りたたみで持ち運べる日傘を、常にカバンに入れておくとよいでしょう。

皆さんも目からの紫外線を少しでも減らし、疲労、夏バテの予防をしましょう!

熊本市東区御領の整形外科クリニックです。お子様の成長やスポーツに関する悩み、働く世代の方々の痛みやしびれ、高齢の方々の歩行や動作の不安や障害など骨、関節、筋肉に関する問題など、ご相談ください。

診療内容:整形外科・スポーツ整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科

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