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コラム 2023年12月号 インフルエンザに負けない!?免疫力アップさせるための運動とは?

2023年12月1日 コラム

季節性のインフルエンザウイルスにはA(H1N1)亜型、A(H3N2)亜型、2系統のB型の4つの種類があります。流行しやすい年齢層は、ウイルスの型によって多少異なりますが、今年も全ての年齢の方がインフルエンザに注意する必要があります。また、新型コロナウイルス感染症の影響でインフルエンザの流行が低調であった事等の影響で抗体の保有割合が低下傾向なので、インフルエンザの流行が起こりやすい状況です。今年は例年より早く流行が生じていますので注意が必要です。

感染症にかからないために様々な予防法がありますが、今回は免疫力をアップさせる運動の方法について具体的にみてみましょう!

適度な運動は免疫機能を向上させることが分かっています。 しかし過度な運動(オーバートレーニング)は、それ自体が身体にとって大きなストレスになり、免疫機能を低下させてしまいます。 趣味で軽いランニングをするランナーから選手レベルのランナーを集めて免疫機能を調べてみると、適度な運動習慣によって免疫機能が高まって上気道感染症(風邪)に罹るリスクが低下するのに対し、 少ない運動習慣、あるいは激しい運動習慣は免疫機能を下げ、風邪に罹るリスクを高めることが分かります。

免疫ナビホームページより引用

マラソンや疲労困憊するような激しい運動をすると、身体ストレスがかかり、運動後に免疫機能が通常よりも低下する期間「オープンウィンドウ」が出現します。免疫力が再び回復するには、数時間~数日かかり、オープンウィンドウの期間にウイルスや細菌に晒されることで感染症に罹りやすくなることが分かっています。

免疫力をアップさせるための運動をする時は『適度』がベストという事です。

では、免疫機能を高める「適度な運動」とは、具体的にどのような運動でしょうか。 厚生労働省健康局から発表されている「健康づくりのための身体活動基準2013」では、下記の活動等を日々の生活の中で習慣づけることを推奨しています。

◎日常生活では、毎日60分間積極的に身体を動かす(歩く、犬の散歩をする、掃除をする、自転車に乗る、速歩きをするなど)

◎さらに週2回以上、1回30分以上の息が少しはずむ程度の運動をする(軽い筋トレ・ボウリング・ウォーキング・ラジオ体操など)

適度な運動で免疫力アップ!

インフルエンザに負けない体づくりをして今年の流行期を乗り越えていきましょう!

◯引用参考文献

・免疫ナビ 大塚製薬ホームページ

・厚生労働省ホームページ 令和5年度 今シーズンのインフルエンザ総合対策について

熊本市東区御領の整形外科クリニックです。お子様の成長やスポーツに関する悩み、働く世代の方々の痛みやしびれ、高齢の方々の歩行や動作の不安や障害など骨、関節、筋肉に関する問題など、ご相談ください。

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