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コラム 2024年9月号 良い睡眠をもたらす運動強度とは?

2024年09月1日 コラム

運動をした日はぐっすり眠れるなと感じた事はありますか?

筆者もそのような体験をした事があります!

はじめに運動後の睡眠の効果についての研究がありましたので、そちらをご紹介したいと思います。

夜になると眠くなり、朝になると目覚める睡眠リズムは『睡眠欲求』と『覚醒力』のバランスによって成り立っています。

昼間の活動による溜まった身体と脳の疲れを取るために身体は睡眠を欲求します。

筑波大学の研究によりますと、

少し強めの運動をする事により、主観的な睡眠の質は改善しないものの、客観的にはより深い睡眠を誘導することが明らかになりました。また、運動をすることで、全体的な睡眠時間が短縮し、特に睡眠前半で深い睡眠を強めたり安定化をもたらすことも確認されました。

つまり、少し強めの運動をして眠りにつくと、よく寝たー!と感じるわけではないですが、短時間の睡眠で特に前半が深く、安定した眠りになり、効率よく睡眠欲求を満たせるということが解明されました。

なので、やはり運動をする事は睡眠の質を上げるために必要なとこが分かったと記されています。

では少し強めの運動とはどのような運動でしょうか?

日中に最大酸素摂取量の60%の強度の運動を1時間行うと良いと述べられています。

最大酸素摂取量とは、酸素を体内に取り込む能力を測るものです。

最大酸素摂取量を計測する機会はなかなか無いので、心拍数で確認する事ができます!

目標心拍数=(220−年齢−安静時心拍数)×運動強度+安静時心拍数

(カルボーネン法)

例えば、40歳の方で安静時心拍数が65回/分の場合、

134回/分=(220-40-65)×0.6+65

となります‼︎

心拍数以外でも主観的な感覚で、

『ややきつい』

と感じるくらいの強さで運動をすると最大酸素摂取量60%の強度で運動する事ができます!

なかなか眠りにつけないな、眠りについてもすぐ目が覚めるなどお困りの時は、

◎ウォーキング

◎水泳

など、やりやすいものでチャレンジされてみてはいかがでしょうか!

参考文献:

糖尿病ネットワークホームページより

熊本市東区御領の整形外科クリニックです。お子様の成長やスポーツに関する悩み、働く世代の方々の痛みやしびれ、高齢の方々の歩行や動作の不安や障害など骨、関節、筋肉に関する問題など、ご相談ください。

診療内容:整形外科・スポーツ整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科

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