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肘が曲がらず、手が顔に届かない!?シャツのボタンをとめれない!??

変形性肘関節症

変形性肘関節症とは、肘関節の軟骨が障害を受けることで、関節の変形や痛み、動きの制限などが現れる病気です。腕を酷使する労働者に多いですが、野球などのスポーツや細菌感染などが原因となることもあります。

肘関節を動かす動作に伴い痛みが増強しやすいため、日常生活に影響が及ぶこともあります。場合によっては手術が必要となるため、肘に違和感を覚える、肘がしっかり曲がらない、または伸びない、といった症状がある場合には早めに医療機関の受診を検討することが大切です。

原因と病態

変形性肘関節症は、肘関節を酷使することが原因で発症することがあります。

たとえば、肘を酷使する仕事に従事し、肘に継続的に負担が生じることがありますが、この際の衝撃によって軟骨が損傷を受けて変形性肘関節症の発症につながることがあります。

また、肘関節に対して外力が加わり、骨折を起こした際に続発症として発症することもあります。その他にも、細菌などによる関節炎が原因となる場合もあります。

年齢を重ねると関節を構成する各部位がもろくなりますが、加齢的な要素も発症に関与することがあります。

症状

肘関節の痛みや腫れが現れます。肘関節を動かす動作と関連して、痛みは増強しやすいです。

また、肘関節の屈曲伸展など可動性にも影響が及びます。肘関節をうまく曲げ伸ばしできなくなるため、洗顔や食事,ワイシャツのボタンかけなどの動作が困難になります。変形した骨のより尺骨神経を圧迫することがあり、肘部管症候群を合併することが多く,環指・小指のしびれ,握力の低下がみられます。

検査・診断

レントゲン検査

関節の前方に変形があると肘の曲がりが悪くなり、後方に変形があると伸びが悪くなります。内側の変形は肘部管症候群を引き起こし、外側の変形は過去の野球肘の名残であったりします。

MRI・CT検査

軟骨の損傷や骨棘の形成具合、靭帯や骨のすり切れ具合などを詳細に評価します。

治療

軟骨の損傷が一度生じると、元通りに戻すことはできません。そのため、変形性肘関節症が生じた際には、より早期に治療介入を行うことが重要です。治療方法は、手術を行わない保存治療と手術療法が挙げられます。

保存治療

まず、安静の指示や非ステロイド系抗炎症剤を処方します。肘関節周囲の筋肉トレーニングやストレッチ、また関節の不安定性があれば、必要に応じて装具の着用などを行います。また、痛みが強い場合には、鎮痛剤、局所麻酔剤、ステロイドなどを肘関節内部に注射することも検討されます。

スポーツや荷物の搬送など肘に負担がかかることで病状が進行するため、肘の安静を保つことも大切です。

手術療法

保存的療法が奏功しない場合には、手術的な治療介入が検討されます。

手術の方法としては、遊離体摘出術、関節形成術や人工関節置換術などいくつかあり、病状に合わせて術式を選択します。尺骨神経の障害、特に指の動かしにくさが出ている場合は早期の手術を検討する必要があります。

首の痛み首の痛み
肩の痛み肩の痛み
肘の痛み肘の痛み
手の痛み手の痛み
腰の痛み腰の痛み
股関節の痛み股関節の痛み
膝の痛み膝の痛み
足の痛み足の痛み
リウマチ性疾患リウマチ性疾患
骨粗鬆症・骨折・脱臼骨粗鬆症・骨折・脱臼
キズキズ
交通事故交通事故

熊本市東区御領の整形外科クリニックです。お子様の成長やスポーツに関する悩み、働く世代の方々の痛みやしびれ、高齢の方々の歩行や動作の不安や障害など骨、関節、筋肉に関する問題など、ご相談ください。

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