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大腿骨近位部骨折

大腿骨は脚の付け根から膝までの太ももの骨で、付け根の部分は股関節を形作っています。股関節部分から膝に向かって骨頭、頚部、転子部、転子下と部位が分かれており、大腿骨頚部骨折は大腿骨頚部で起こる骨折であり、股関節を包む膜(関節包)の中で起こります。骨頭は軟骨に覆われ表面からの血流がないため、大腿骨頚部に骨折を生じると骨頭部分に血流の障害が起こり、骨癒合を阻害します。股関節付近で生じる骨折には大腿骨頚部骨折の他に大腿骨転子部で生じる大腿骨転子部骨折があり、合わせて大腿骨近位部骨折と呼びます。

原因と病態

骨粗鬆症により骨がもろい状態での転倒や、ひねっただけといった些細な動きでも骨折してしまいます。大腿骨頚部骨折は骨の弱い方、特に高齢の女性に多く生じます。また若い方でも転落などで起こることもあります。

大腿骨頚部骨折が生じると、脚の付け根に痛みを感じ、立ったり歩いたりができなくなることが多い。仰向けの状態からの膝立てや足を持ち上げる動作ができないことが多い。不全骨折で痛みを伴うもののある程度動ける状態が起こることがあるが、多くは進行して完全骨折となる。十分な体動、座位や寝返りができなくなることも多く、肺炎や褥瘡、下肢静脈血栓症などを生じて生命の危険を生じたり、認知症を発症・悪化したりすることがある。残念ながら合併症による死亡率は高く、米国では受傷後1年で30%、本邦では11%の方が合併症などで亡くなっている。

検査・診断

レントゲン検査

高齢者が転倒して歩行不能の症状を訴えた場合には、大腿骨頚部骨折などを疑って検査を行います。

MRI検査

レントゲン検査で骨折の確認ができない場合でも、不全骨折の可能性もあるためMRI検査を行います。

治療

骨折後の治療が遅れると合併症が生じ全身状態が悪化するため、なるべく早期に治療することが推奨されています。大腿骨近位部骨折治療のガイドラインでは、治療は不全骨折を含めて観血的固定術(手術療法)が推奨されます。

手術は骨同士を金具で固定する骨接合術や、大腿骨頭を取り替える人工骨頭や人工関節置換術が行われます。また、骨折の原因となった骨粗鬆症の治療も並行して行い、さらなる骨折を生じさせない二次予防に取り組みます、これは、食事・薬剤・運動・転倒予防を含む、年余にわたる予防治療です。

予後・注意点

治療後は歩行や移動の問題が生じないように早期より積極的にリハビリをすることが必要です。1日寝ているだけでも筋力は3%低下するといわれており、治療後早期に運動することが生活の質を悪化させない、合併症を予防するために極めて重要です。

首の痛み首の痛み
肩の痛み肩の痛み
肘の痛み肘の痛み
手の痛み手の痛み
腰の痛み腰の痛み
股関節の痛み股関節の痛み
膝の痛み膝の痛み
足の痛み足の痛み
リウマチ性疾患リウマチ性疾患
骨粗鬆症・骨折・脱臼骨粗鬆症・骨折・脱臼
キズキズ
交通事故交通事故

熊本市東区御領の整形外科クリニックです。お子様の成長やスポーツに関する悩み、働く世代の方々の痛みやしびれ、高齢の方々の歩行や動作の不安や障害など骨、関節、筋肉に関する問題など、ご相談ください。

診療内容:整形外科・スポーツ整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科