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弁慶の泣きどころ、スネが痛い!!

脛骨(けいこつ)疲労骨折

脛骨とは膝から足首までの2本の骨のうち、太いほうの骨です。脛骨疲労骨折では膝の下やすねに痛みが出ます。走ることが多い競技やバスケットボールなどジャンプをすることが多いスポーツで発症します。疲労骨折についてはこちらをご参照ください。脛骨の疲労骨折は全体の疲労骨折の45%を占めるほど多いとされています。

原因と病態

脛骨における疲労骨折はすべての部位に起こりますが、発生する部分で次のように分けられます。

疾走型(膝に近い部分/すねに近い部分)

脛骨の上1/3の部分、または、下1/3の部分の疲労骨折は圧力が加わる脛骨後内方に発生し、走る競技や走る練習によることが多いため、疾走型と呼ばれます。この場合、予後は良好で2~3か月の安静で治ると言われています。

跳躍型(脛骨の中央部分)

脛骨の中央1/3の疲労骨折は張力が発生する脛骨前方に発生し、その部分のレントゲン写真で亀裂線がみられることがあります。バスケットボール、バレーボールなどの跳躍を行う競技で多く、跳躍型と呼ばれます。難治性で6か月以上の安静を必要としますが、それでも治らない症例も少なくありません。手術の適応となることがあります。

脛骨内側顆疲労骨折

脛骨内側顆(けいこつ ないそくか)とは膝よりやや下の内側の部分です。この部位の疲労骨折はランニング、ウォーキングでみられます。骨粗鬆症などが背景にある場合が多いとされています。完全骨折になる場合もあります。通常約1か月の運動の休止で治ることが多いです。

症状

強い痛みや内出血、大きな腫れを伴うことはないですが、運動しているときや圧迫したときに痛みを感じることが多いです。痛みは運動をやめることで軽減します。痛みのある部位が腫れたり、少し膨らんだりする場合もあります。

検査・診断

まず、ぶつけたり捻ったりという明らかな外傷がないのに、なかなか改善しない慢性的な痛みや腫れがあるときは疲労骨折を疑います。患部を押したときの痛み、腫れ、痛む足でのジャンプ動作により痛みを誘発させるホップテストも有用です。
初期では、X線(レントゲン)検査では所見が認められないことが多く、まずMRI検査を行います。局所の炎症や微細な損傷は超音波検査を行います。発症後2週間以上経っているものではレントゲンでも変化が認められることがあります。

治療

基本的には疲労骨折が生じた部位に負担をかけないことが重要です。普通の骨折治療と大きく異なる点は、多くの場合、骨折部の外固定(ギプス)が必要ない点です。

痛みがある状態で、無理に練習を続けてしまい疲労骨折の発見が遅れると、骨折が治りにくい「難治性骨折」や「偽関節」となる場合があります。手術が必要となる場合もありますので注意が必要です。
復帰に関しては、定期的なMRIや超音波検査、X線検査の結果を見て、試合や生活のニーズに合わせながら段階的に医師が復帰時期を指示・提案させていただきます。

保存療法

理学療法士が、疲労骨折を発生させる原因となる体の使い方やバランスの不十分な部分を評価し、適切にリハビリテーションを行います。併せて、普段心掛ける事や、自主トレーニング方法、患者様に合ったインソールなどのスポーツ用具に関しても、必要に応じてご提案させていただきます。

当院では、疲労骨折に対して、超音波骨折治療法「LIPUS(アクセラス)」を導入しています。骨折の治療期間が4割ほど短縮できたとの学術データもある先進医療の一つです。この治療法は、サッカーのデビッド・ベッカム選手や野球の松井秀喜選手が骨折治療のために受けたことでも知られています。

手術療法

固定用ネジやプレートで骨折部を整復・固定するための手術が行われることもあります。

首の痛み首の痛み
肩の痛み肩の痛み
肘の痛み肘の痛み
手の痛み手の痛み
腰の痛み腰の痛み
股関節の痛み股関節の痛み
膝の痛み膝の痛み
足の痛み足の痛み
リウマチ性疾患リウマチ性疾患
骨粗鬆症・骨折・脱臼骨粗鬆症・骨折・脱臼
キズキズ
交通事故交通事故

熊本市東区御領の整形外科クリニックです。お子様の成長やスポーツに関する悩み、働く世代の方々の痛みやしびれ、高齢の方々の歩行や動作の不安や障害など骨、関節、筋肉に関する問題など、ご相談ください。

診療内容:整形外科・スポーツ整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科