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ピンポイントで腕の骨が痛い!?ソフトボール選手や体操選手は要注意!

尺骨(しゃっこつ)疲労骨折

尺骨とは手首から肘にかけて2本ある骨のうち小指側の骨です。尺骨疲労骨折の頻度は比較的少ないですが、器械体操や、剣道、ソフトボール(投手)、テニスでの発生が報告されています。疲労骨折についてはこちらをご参照ください。

原因と病態

器械体操では倒立など手をつく動作で負担がかかること、さらに、剣道では竹刀の振り上げ、振り下ろし、ソフトボールの投球では特徴的な動きにより尺骨の手に近い部分に負担が集中することで発症すると考えられています。

症状

腕の違和感、鈍痛、運動した時の痛みがあります。この痛みはピンポイントで指摘できることが多いです。倒立などの荷重負担、運動の継続により痛みは継続、悪化し、運動の休止により緩和します。

検査・診断

まず、ぶつけたり捻ったりという明らかな外傷がないのに、なかなか改善しない慢性的な痛みや腫れがあるときは疲労骨折を疑います。
初期にはレントゲン写真では明らかな異常を認めないことが多く、徐々に骨折線や骨硬化像、仮骨形成がみられます。早期診断にはMRIが有用です。超音波検査でも確認できます。

治療

競技を休止し、局所の安静にします。日常生活動作で痛みがある場合など症状が強い場合には固定をすることもあります、通常4~7週間で押したときの痛みなどの症状は改善します。患側上肢の荷重再開は痛みの有無をみながら段階的に行います。

保存療法

理学療法士が、疲労骨折を発生させる原因となる体の使い方やバランスの不十分な部分を評価し、適切にリハビリテーションを行います。併せて、普段心掛ける事や、自主トレーニング方法、患者様に合ったインソールなどのスポーツ用具に関しても、必要に応じてご提案させていただきます。

当院では、疲労骨折に対して、超音波骨折治療法「LIPUS(アクセラス)」を導入しています。骨折の治療期間が4割ほど短縮できたとの学術データもある先進医療の一つです。この治療法は、サッカーのデビッド・ベッカム選手や野球の松井秀喜選手が骨折治療のために受けたことでも知られています。

手術療法

かなりまれですが、保存療法が無効な場合、行うことがあります。

首の痛み首の痛み
肩の痛み肩の痛み
肘の痛み肘の痛み
手の痛み手の痛み
腰の痛み腰の痛み
股関節の痛み股関節の痛み
膝の痛み膝の痛み
足の痛み足の痛み
リウマチ性疾患リウマチ性疾患
骨粗鬆症・骨折・脱臼骨粗鬆症・骨折・脱臼
キズキズ
交通事故交通事故

熊本市東区御領の整形外科クリニックです。お子様の成長やスポーツに関する悩み、働く世代の方々の痛みやしびれ、高齢の方々の歩行や動作の不安や障害など骨、関節、筋肉に関する問題など、ご相談ください。

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